新規事業を0から立ち上げ、新しいビジネスとして展開したいというクライアントのご要望にお応えします。『何かをやりたい』という漠然としたビジョンを具体的な形にしていく、つまりはブランドや商品を0から構築するアイデアを実際に形にするための方法をご提案するところから始まります。方向性が定まったら、ブランドデザインを進行していくわけですが、ここで原材料、人材、場所、空間まで、ブランドや商品を具現化するためのすべてを0ベースからトータルで収集。安定したビジネスにするためのオペレーションを整え、ビジネスを成功へと導きます。
「みんながダメと思う商材こそ!」の逆転の発想で成功へと導く
たとえば、アメリカ産まれのグルメポップコーンに着目し、未上陸だった日本で一躍メジャーな存在に押し上げたのもその一例。そもそもアメリカには、映画館で販売されている安価なポップコーンと、高級でありながらマーケット的には細々と生き続けていたグルメポップコーンの2種類が存在していました。後者は日本人には馴染みがなく、完全にマイノリティ。だからこそ新たな市場が狙え、ビジネスチャンスを拡大できるのではと考え、グルメポップコーンを日本に向けて発信することを決意。ところが、ここで逆風が吹きます。日本のビジネスパートナーは全員、口をそろえてこの事業に反対。それでも『みんながダメと思う商材こそ!』の逆転の発想で成功へと導きました。まずは培ってきたネットワークを駆使し、グルメポップコーンに従事するプロフェッショナルを集めて、最強チームを結成します。『いまあるアメリカのグルメポップコーンよりも美味しいものを作って日本に持っていく』という共通認識のもと、知恵を出し合い、最良の機械、最良のコーン品種を選りすぐり、まずはレシピ作りからスタート。ブラウンシュガーやバター、チーズなどの原材料は世界中から取り寄せ、コストを度返ししてでも純粋に美味しいポップコーンを作るために最良のものをセレクト。そして温度や時間の管理など、作り方にもこだわり、史上最高のグルメポップコーンを完成させました。ほかにはない、最強の布陣によって産み出された至高のグルメポップコーン、その洗練された味わいを確固たるものとするため、グルメポップコーン職人として技術を認められた者のみが作るマイスター制を導入。さらには店舗づくりのコンセプトまで考案。『ファクトリー&ショップ』、つまりは美味しいグルメポップコーンを生産する工場からできたてを直送するというコンセプトのもと、人材・生産・流通ラインを確保しました。ブランドの誕生という0ベースからトータルでのプロデュースを手掛け、グルメポップコーン『HillValley』のいまがあります。